母が旅立ちました
願いは叶いませんでした。
今日の午前11時20分、静かな安らかな旅立ちだったといいます。
昨日の夕方に母の手を握り、「頑張って早く家に帰ろうね」って帰ってきたのに。
サーチュレーションも95%はあり、血圧もそれなりだったのに。
今朝の11時頃の電話では少し状態が悪くなってきている。
酸素100%でもサーチュレーションが維持できない。
血圧も上が60くらいまで下がってきている。
血圧を上げる薬を使いますかとの問いに「お願いします」と伝えてすぐ病院へ向かおうとしたところ再度の電話で、心臓が止まったと連絡が入りました。

11時半過ぎに病院へ着いた時、母は優しそうで安らかな表情で私を迎えてくれました。
私を待たずに旅だった母ですが、きっと私に苦しそうな顔を見せないため、最後の心配りをしたのだと思いました。
「頑張りましたね」「長い間ご苦労様でした」「お疲れ様でした」「そしてごめんなさい」と声をかけて握った手はほんのり暖かく、正しく元気だったころの温かみでした。
時間とともに少しずつ温かみは消えていきました。
少しでも温かくと手をさすり続けましたが、看護師さんがエンゼルケアという最後の処置をして下さるとのことで、病室から出て葬儀社の手配や色々な連絡に発信をして母を待ちました。
看護師さんの処置でさっぱりとした顔立ちになり、葬儀社のお迎えが来るまで、母と二人だけにして下さったのですが、母の手はすっかり温かみが消えていました。
私の手で母の手を温め続けながら、今日までの色々なお話をしました。
母の看護婦時代のこと、介護が始まった10年前からのこと、話は尽きませんでした。
家は母の入院で乱雑になっていたため、葬儀社の安置室を借りることにして、今ブログを書いています。
今日は母と二人で朝まで語り明かそうと思います。


