母が入院となった原因

19日の記事の続きになります。

帰宅してから、かなりの時間Webで検索しました。
結果、「CO2ナルコーシス」だと思います。
主治医が説明してくださったとおり、二酸化炭素の排出が不十分となり動脈血中の二酸化炭素濃度が著しく増加した状態になったことが、母の症状を悪化させたということです。

急激な高炭酸ガス血症は、中枢神経や呼吸中枢が抑制されて中枢神経障害や意識障害が出てくることになる。
主治医は麻酔をかけたような状態になると言います。
そのため母は全身が脱力状態になり、昏睡状態になり反応がなくなってきたと思われます。
「ナルコーシス」とは麻酔・昏睡状態という意味だそうです。

鼠径部の動脈から採取した動脈血のガス検査により、CO2の濃度がかなり高い値だったため昏睡状態となったと判明したのです。

人は、呼吸により取り入れた酸素を全身に送り出し、そして全身で酸素が代謝され、その結果の二酸化炭素を肺へ送り呼吸で体外に排出します。
母の場合、寝たきりが長く肺の呼吸のための筋力が衰え、呼吸力が衰えたのではと思います。
二酸化炭素を排出する力がなくなると体内に溜まり、中枢神経や呼吸中枢が抑制されて呼吸も弱くなり血中酸素濃度も少なくなり、更に二酸化炭素濃度が高くなってしまうことになります。
悪化すると最後は呼吸停止になってしまうので、主治医のおっしゃったとおり、在宅では数日で命の終わりを迎えたかもしれません。

血ガス検査により、PH(水素イオン指数:7.4±0.05)が7.174で低く、PCO2(動脈血二酸化炭素分圧:35~48)が128でかなり高値、HCO3(重炭酸イオン:20~26)が45.2でやはり高値でした。
PHは二酸化炭素が溜まるので酸性に傾き、PCO2が高いのは二酸化炭素が溜まっていてキチンと呼吸ができていないことを示しています。

治療としては二つの方法が考えられ、①低濃度・低流量酸素投与と②人工呼吸管理があり、母の場合は顔マスクで強制的に呼吸をおこなう②の治療をしています。


治療開始から丸1日が経過しました。
見た目は痛々しいですが、良くなるためには仕方がないのだと自分に言い聞かせています。
母の手を握ってみましたが力は全く戻っていませんでした。
時間がかかりそうです。

ただ、胃婁の手術で母の命を延ばし、今度は酸素療法でまた命を延ばそうとしていますが、はたして母の望みはどうなのかと思い悩んでいます。
利己的な思いで、いたずらに母を苦しめていないだろうか。
意思の疎通が無い状態なので、母の思いを確認することができません。

苦しいのではないか、辛いのではないか、悲しいのではないか、思い悩みます。

 

戦いの日々

次の記事

母が旅立ちました