手術日になりました

昨晩はよく眠れませんでした。
浅い眠りから何度も目を覚まし、その度に時計を確認しまた目をつぶる。
そんな繰り返しでした。
4人部屋に2人だけなので、お隣さんはぐっすり眠っています。
昨日は色々とお話しして打ち解けましたが、無呼吸症候群で治療のため入院しているのだそうです。
検査したら最長で2分も呼吸が止まっていたとか、そのため睡眠が浅く日中はとても眠く、何時でもすぐ眠れるのだそうです。
治療の効果でしょう、今夜は息は止まっていないようですがイビキが大きいです(汗)

白々と夜が明けてきましたが、先月夏至を迎えたので日増しに夜明けが遅くなってきているようです。
西向きの病室ですがようやく空が白んで来ました。
昨晩飲んだ下剤の効果が7時までに出ないと今日の大量な下剤は始められません。
幸いに夜明けには排出が確認できたので一安心です。

今日は絶食で大量の下剤が朝食です。
6時半ころ看護師さんがその朝食を運んできてくれました。
7時から開始です。



200ccを5分かけてゆっくり飲み、また5分かけて水を100cc飲むを繰り返し最終的には1800ccを飲みます。
10時過ぎには全て飲み、排泄も9時頃から始まってトイレには6回ほど通いました。
お腹が空っぽになったせいか頻繁に催促の雄たけびを上げています。

お隣さんは朝食を済ませてからまたひと眠り、昼食を済ませて「お大事に」と言って退院していきました。
朝食と昼食の匂いが食欲をそそられました。(涙)
病室は私の貸し切り。
この後、誰も入院してこないことを密かに祈りました。

午後になって何時呼ばれるかドキドキしながら待ち続けます。
早い時間に点滴針を入れられ点滴が始まりました。



処置は外来患者が優先なのだそうで今日の処置患者が多いと結構遅くなることが予想されました。
何時になるか分からず待つのはストレスがかかります。
結局15時半過ぎに呼び出しがあり点滴スタンドをゴロゴロと押しながら内視鏡室へ。

今回の私の処置は「大腸内視鏡手術」で「内視鏡的大腸粘膜切除術(EMR)」というものでした。
手術らしく、心電図をつけられ、腫瘍を切除するための高周波電流を流す電極を貼られ、血中酸素濃度測定のため装置を指にはめられ、酸素チューブを鼻に装着。
点滴チューブの途中から麻酔?を注入されいよいよ開始です。
途中でお腹をかき回されている感覚で意識が戻り痛さで声を上げてしまいました。
普通の肛門から内視鏡を入れるより、人工肛門は絞める筋肉がない分難しいみたいです。
切除は2個の予定でしたが角度を変えたらさらに見つかり3個の切除となったようです。

病室へは薬が効いていてふらつくと危ないと車いすで戻りました。
時間は17時過ぎでした、手術時間は1時間ほどかかったようです。
18時まではベッドで安静にしなければならなくて、水分を少し取り体調に問題はないかをチェックされました。

18時過ぎに食事が運ばれてきて、見てビックリ!
嬉しい内容でした。



8分粥、玉ねぎのおすまし、ブリ大根、ブロッコリーとカリフラワーにベーコンの煮びたし、長芋のとろろ。
こんなに食べて大丈夫なのかと思いながらゆっくり、ゆっくり、噛み締めながら完食しました。
食後はまた安静にしてと言われベッドに横になりましたが、すぐ眠ってしまったようで目が覚めたら23時過ぎでした。
ストーマパウチには濃い褐色のものが少し溜まっておりトイレで排出してきました。
真っ赤ではないものの酸化した血液かもしれないなと少し不信を抱えつつベッドに戻りました。

ベッドに戻ってから体に何か違和感を感じ探してみると3カ所に何か貼ってあります。
剥がしてみて、グーグルレンズで検索してみたら、インスパッドSというもので心電図の電極でした。(グーグルレンズおそるべし!)



明日は結果が良好で退院できますようにと祈りながら、また眠りの国に行きました。